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肺がんの主な種類


肺がんの治療を考えるときには、がんの組織はどんなタイプなのかを知る必要があります。肺がんは組織のタイプによって治療が異なる場合があるからです。

とりわけ、小細胞がんかどうかを知ることが大切で、小細胞がんであれば、ごく早期の段階を除いて手術は行わず、最初から抗がん剤による治療が中心になります。

小細胞がん以外の非小細胞がんであれば手術が基本の治療となります。以下の組織型のなかでは、腺がんがもっともよくみられ、そのつぎに扁平上皮がんがつづきます。

種類 特徴
扁平上皮がん 正常な気管支は、円柱上皮という組織で覆われています。これが喫煙・ビタミンAの欠乏などにより悪性化すると扁平上皮がんに進行します。
喫煙暦のある40歳以上の男性に多く、発症すると比較的早期に咳、痰、血痰、ばち指(合併症参照)、などがみられます。連続的に周囲に浸潤する(周囲の組織に入り込んでいく)傾向が強いとされています。
腺がん 肺がんでもっともよくみられるがんです。女性に多いとされています。発症すると咳、痰、血痰、胸痛などがみられます。肺野と呼ばれる部分に好発し、発育が遅いが、骨や肺に転移しやすい特徴をもっています。
小細胞がん 喫煙歴のある中年以降の男性に多く発症します。咳、痰などの症状があり、比較的発育・転移が早く、進行した段階で見つかることも少なくありません。
大細胞がん 肺野と呼ばれる部分に後発するがんです。他のがんと比べると、あまりみられません。
転移性肺がん 他臓器で発生したがんが肺に転移したものです。見つかったときには、進行している例が多いようです。まずはがんの発生元に対する抗がん剤治療が中心になります。

発生部位による分類

組織タイプだけでなく、発生部位によっても、大きくは2つに分けることができます。

種類 特徴
中心型肺がん 肺の太い気管支にできたがんです。喫煙による影響が強いといわれています。
抹消型肺がん 肺の奥のほうの抹消にできるがんです。
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